なぜと言われても
はっきりなんて答えられねぇし、


何がと言われても
しっかりしとした名称なんて答えられねぇ。




ただ言えるのは、






その中心がルキアだって事。







「happiness,is YOU」










「ルキア」


そう呼べばお前は

待ち焦がれた笑顔を俺に向け、


めんどくさそうに


だけど


嬉しそうに声を返す。




「何だ恋次」




別に用なんか無かった

ただ、お前の意識を


俺に向けたかった



それだけの事。





「変なやつだな」


そう笑うお前の姿さえ

愛しくて


目の前にいるお前を

そっと腕の中に閉じこめる



抵抗も無く包みこまれたお前に


確認するかの様な事を聞く




「お前は幸せか?」





俺はお前がいれば。

ただそれだけで。







「うむ、白玉餡蜜を食べたり、チャッピーを手にするだけで幸せになれるぞ!」


自慢するかの様に返ってきた内容に

内心少し嫉妬と不安が姿を見せる。





そんな事を聞きたいんじゃない

俺が聞きたいのは









「もちろん、貴様がいればだ」



付け足すように言われた台詞に



「白玉餡蜜があっても、チャッピーがあっても、
恋次がいなければ幸せとはいえぬ」



言ってから照れたのか、俺の胸に顔を埋めるお前に






何もかもが満たされた、気がした。











何故と言われたら
お前がいるからだし、


何がと聞かれたら
お前と過ごす時間に決まってる。




はっきり言えるのは






幸せの中心がルキアだって事。








雪峰圭さまのサイト「WORLD WITH RAINBOW」の相互記念に頂きました、恋ルキ「詩」です。
甘いものを、というリクエスト通りに甘い二人の詩をいただけました!

可愛いルキアと恋次に妖しい笑みを浮かべる私。
照れて恋次の胸に顔を埋めるルキアが可愛いです、うふふふv

圭さん、ありがとうございました!