「ルキア」
私を呼ぶ、その静かな冷たい声。
その声に囚われている。
声だけで私を縛る、私の全てを拘束するその存在。
視線だけで私を意のままに動かす事の出来るその人。
絶対の存在、私を支配する唯一無二の……存在。
心も、身体も。
逆らう事など出来ない。
心が麻痺して、もう何も考えられない。
この想いが恋なのかももう解らない。
ただ呼ばれれば従うだけの自分がいる。
そう、ただ一言。
「ルキア」
名前を呼ばれ、私は立ち上がる。
引き寄せられるようにその部屋へと入る。
―――逆らう事など、出来ない。
私を支配するのは、この人なのだから―――
以前日記に書いた白ルキ。
恋次がいなければ間違いなく私は白ルキだったと思われます。
好きなんです、禁断の関係が。兄妹相姦が。(問題発言)