COLUMN
1974年(昭和49年)という年は…


1月 通産省、大都市を中心に合成洗剤不足に対処するためメーカー等に緊急増産を要請。(9日)
森進一「襟裳岬」発売。(15日)
福田蔵相は記者会見で、卸売物価の暴騰を「狂乱状態」と認め、引き続き金融引き締め堅持を強調する。(12日)
2月 ポピー(現バンダイ)が、キャラクター玩具、超合金マジンガーZを発売。価格は1300円。
日本共産党、衆議院予算委員会で石油危機を「千載一遇のチャンス」と、系列店に値上げを奨励したゼネラル石油の文書を追及。(6日)
衆院予算委、物価問題の集中審議を開始(〜27日)。大手商社社長らを参考人として呼び、企業の社会的責任を追及。(25日)
3月 日本テレビの『木曜スペシャル』に、念力でフォークを曲げるというユリ・ゲラーが出演。超能力がブームとなる。(7日)
小野田寛郎元陸軍少尉、フィリピンのルバング島で収容される(3月12日帰国)。(10日)
名古屋市交通局、市電を全廃。この日、さようなら式と無料運転を実施、約7万3000人が乗車。(31日)
4月 春闘共闘委、大幅な賃上げとスト権回復等を要求し、四・一一決戦ゼネストに入る。国鉄は初の全面運休(労働運動史上最大規模)。(11日)
東京国立博物館で「モナ・リザ展」が開催される。この日1万9615人が入場する(〜6月10日)。(20日)
5月 警視庁は創設100年を記念して、神宮外苑で観閲式を行う。(12日)
セブンイレブン・ジャパン社は東京都江東区に1号店豊洲店を開店。(15日)
写真家、木村伊兵衛没。(31日)
6月 山口百恵「ひと夏の経験」発売。(1日)
少女漫画専門の月刊誌『花とゆめ』、白泉社から発行される。以後少女漫画誌の創刊あいつぐ。(1日)
作リチャード・バック、訳五木寛之の『かもめのジョナサン』が、新潮社から刊行。(20日)
上野動物園、「お猿電車」を廃止。サヨウナラ運転に約4000人乗車。(30日)
7月 国鉄、東京の国電新宿・渋谷など5駅で初めて禁煙タイムを実施。午前8時〜9時の1時間。(1日)
さくらと一郎「昭和枯れすすき」発売。(21日)
大相撲北の湖、21歳2か月の最年少で横綱昇進。(24日)
8月 ニクソン米大統領、ウォーターゲート事件の責任をとり、テレビ放送で辞任を発表(9日フォード副大統領が第38代大統領に就任)。(8日)
童画家、いわさきちひろ没。(8日)
宝塚歌劇団、『ベルサイユのばら』(池田理代子原作・長谷川一夫演出)を宝塚大劇場で初公演。(29日)
午後0時45分頃、東京丸の内の三菱重工ビルで時限爆弾が爆発。8人死亡、376人重軽傷。(30日)
9月 原子力船むつ、北太平洋で出力上昇試験中、出力が2パーセントの段階で放射線漏れ、実験班は試験を中断する。(1日)
新幹線「ひかり」に食堂車。洋定食700円。(5日)
日中国交正常化2周年のこの日、日中定期航空路に両国機が相互乗り入れを開始する。(29日)
10月 講談社から、「心と体」の総合月刊誌『壮快』創刊。(1日)
佐藤栄作前首相の1974年度ノーベル平和賞受賞が決定する。(8日)
東京の後楽園球場で、巨人軍の長嶋茂雄選手の引退式。「巨人軍は永久に不滅です」と挨拶する。(14日)
巨人軍の王貞治選手、史上初の2年連続三冠王。(15日)
11月 気象庁、約1300ヵ所の降水量を、自動的に観測する地域気象観測網(アメダス)の使用開始。(1日)
松下電工は、女性用のヘアードライヤー「くるくるドライヤー」を発売。価格は5900円。(1日)
フォード米大統領、現職の大統領として初めて来日(20日、共同声明発表、22日離日)。(18日)
田中首相、椎名副総裁ら自民党4役に首相官邸で、首相と総裁の辞意を表明し、辞意決意文を手渡す。(26日)
12月 チノンは、映像と音声を同時にフィルムに記録する8ミリカメラ「チノン・ダイレクトサウンド」を発売。価格は10万4800円。
三木武夫内閣成立。副総理福田赳夫、外相宮沢喜一、蔵相太平正芳、文相永井道雄。(9日)
台湾出身の元日本兵中村輝夫、モロタイ島のジャングルでインドネシア空軍関係者が発見・収容。(25日)