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太宰治は、林忠彦氏が撮影したルパンでの写真を大変気に入っていたそうです。
そして1948(昭和23)年6月13日、玉川上水で愛人・山崎富栄と心中死する前に、富栄宅に自らの仏壇を作り、
自分と富栄の写真を飾った、その写真は例のルパンでのものだったという伝説がありました。 2007年2月に、取材でルパンにお越しになったスタッフの方が、太宰治の情死を報道する当時の新聞のコピーを 何種類も持ってお出でになりました。その中の一つ、1948(昭和23)年6月16日付読売新聞朝刊に、 この仏壇に飾られた写真の模様が掲載されていたのです。 もう60年近くもの歳月が流れた後で、伝説が事実と確認出来たのは本当に夢のように思えることでありました。 |