1929年(昭和4年)カフェ・スタイルのルパン


目次2 目次1 中扉 表紙

 これは、ルパンが「メディア」に載った一番古い記録かも知れません。
 1928〜29年(昭和3〜4年)頃、神田の三省堂から「日本俗曲通」「喫茶とケーキ通」など、一連の「通(つう)」シリーズが刊行されました。
このシリーズの一冊、「カフェ通」が1929年(昭和4年)に出版されましたが、この本にルパンが登場しています。
しかも店内の写真と当時のマッチがグラビアに載っているのは特筆ものです。

現在の椅子   店内   現在の椅子
マッチ

 この当時のルパンは、まだカフェ・スタイルでしたから、今は店のシンボルとなっているカウンターはありませんでした。
この当時の店内の様子の記録はほとんどないので、本当に貴重なのです。この店内の写真には、現在も使われている小テーブルや椅子も写っています。
これらの現在の姿と併せてご覧下さい。

本文1本文(「ビヤ・ホールとカフェの雪崩」「マッチペーパー競争」)はコチラからどうぞ ※PDFファイル


案内状

 カフェ・スタイルのルパンは1935年(昭和10年)まで続き、そしてカウンタースタイルに改装されました。 これはその新装開店の御挨拶状です。
 その後、1973年(昭和48年)にビルが改築になり、現在の姿になりました。
改装以前の姿は、基本的に今も承け継いでおりますが、このArchivesの「1971年(昭和46年)ルパン改装前の旧店舗の様子」に掲載しておりますので、併せてご覧下さい。

「1971年(昭和46年)ルパン改装前の旧店舗の様子」はコチラからどうぞ