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毎週土曜日の早朝に放映されているテレビ朝日の人気番組「あさナビ」、その中に「わびさびナビ」と言うコーナーがあって、2012年6月23日の放映では銀座が特集されました。アメリカ出身の日本文学者、ロバート・キャンベル(C)さんが、キャスターの城島茂(J)さんと堂真理子(D)さんを、銀座の表通り・裏通りから路地に至るまで、様々な場所に案内します。
コーナーの最後に、3人揃ってルパンにお越しになりました。また、スタジオに戻ってからも、新潮社の中瀬ゆかり(N)さんを初め、ずいぶんルパンのことを話題にして下さいました。
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_ お早うございます。今日もあさナビ。
_ 今日のわびさびナビは銀座スペシャル拡大版です。銀座の老舗グルメからキャンベルさん行き付けの名店まで、たっぷりご紹介します。
C_ 今回は城島さんに、私のおすすめの着物を着て頂いたんですよ。さすがに板についていました。
J_ 本当に、たっぷり銀座を堪能しましたね。
_ わびさびナビ、今回は銀座一丁目駅からスタートします。
C_ いま私たちがいるのが、銀座通り口交叉点、ここが銀座一丁目、ここから銀座中央通りが一直線に伸びています。今日はこのエリアを思う存分歩いて、歩き倒そうと思います。
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_ みゆき通りにはこんなわびさびスポットが……
C_ ここでちょっと立ち止まって、この路地の中を見て欲しいんですけど、何か昭和が止まったような……
J_ お店があるんですか?
C_ 4・5軒ありますが、その中に戦争前から続いている有名な店があります。バーですよ。
J_ ヘェーここは凄いな、銀座じゃないみたい。
C_ ここです、バー・ルパンと言うお店なんですよ。。
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_ 昭和3年創業のバー・ルパン、ここは多くの文士達が集い、文学論を語り合った、いわゆる文壇バー。店内にはこの店で撮影された文士達の貴重な写真が飾られています。
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C_ 入りましょう、これですよ、有名な写真です、戦争直後の……。太宰治ですね。
J_ ウヮー、ちょっとこれ凄い!
_ この一番奥が太宰の写真の席です。
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J_ これですか、太宰の写真……
D_ ウァー、カワイイーーー!!!
C_ この写真は戦争の後ですか?
_ 終戦翌年の昭和21年の撮影です。
C_ 太宰が一番脂ののっている時代ですよね。 |


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_ 真中に坂口安吾さん、左端が織田作之助さんです。
C_ 織田作之助は「夫婦善哉」を書かれた大阪の作家ですよね。
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_ 織田作之助が血を吐きながらお酒を飲んでいて、林忠彦さんはその情景を撮影していたのですが、太宰から俺も撮れと声が掛かって、最後の一つのフラッシュバルブで撮ったのがこの作品、と聞いています。
J_ この写真、教科書なんか出ているのと違って、お酒を飲んでいいるから、皆リラックスして、いきいきとしていますよね。
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_ ……と言うことで、3人も……

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_ これが昭和三年から使っているストレートグラスです。 |


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J_ ウァーこれは凄い。
C_ 重い、ズッシリと重いですね。
_ これは、太宰も織田作も使ったはずですので、皆さんこれで召し上がってそれぞれの方を偲ばれる訳です。
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C_ 銀座は老舗が多くて、大正時代・昭和初期から続いているお店ばかりで、余り取材することは出来ないのですけど、今回は特別に撮らせて頂きました。 |


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D_ バー・ルパン、御存知でしたか。
N_ 勿論…… 有名なところで、私も新入社員の頃行ったことがあります。感動しましたね、ここであの人達が飲んでいたのか、と思って…… カウンターから文学の香りが浸みだしているような場所で……
C_ 建物は建替えてあるのですが、内装や家具備品は昔そのままで、坂口安吾も使ったというショットグラス、使いましたけど、感動しました。
N_ あのお店の空間だけ、タイムスリップしたような感覚になりましたよね。
C_ 藤田嗣治の絵がさりげなく掛けられていたりして、本当に皆に愛された店なんだという感じがしますね。
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_ 銀座一丁目からスタートした今日のお散歩コースは、文化人の社交場や老舗のレストランのあるガス灯通り、有名店が集まる銀座三・四丁目界隈、文壇バーや隠れスポットの神社など路地裏散歩が楽しい銀座五・六丁目、そして名店ひしめく銀座八丁目までのお散歩でした。 |