


|
最近BS放送のファンが増えているようです。
特に民放は「BSしか見ないんだよ」とおっしゃるお客様によくお目に掛かります。
旅・ネイチャー・手わざ・ヒストリーなど、間口は狭く、奥行きは深くという地上波では出来にくい番組作りが、
多くの知識層を惹きつけ始めているのでしょう。
BS−TBSの「関口宏の昭和青春グラフィティ」もそういう番組の一つで、昭和に絞り込み、
毎回一つのテーマで制作されています。
1960年代、70年代を彩ったグループサウンズやIVYスタイルなどは、当時青春時代を過ごした方々には、
換え難く大切なものとして映ることでしょう。
3月20日放映の「みんなの憧れ 大人の街 銀座は繁華街の王様」では、
銀座生まれ・銀座在住の女優・和泉雅子さんと、
銀座を仕事場としてきたアートディレクター・浅葉克己さんがゲストとして登場し、
昭和の銀座の様々な顔を紹介します。
その顔の一つに、ルパンも入れて下さいました。
|
|


|
昭和40年代、銀座のもう一つの顔、夜のネオン街が絶頂期をむかえます。
|

|
浅葉「銀座には小さい良いバーがいっぱいあったんですよね」
和泉「どんなバー?」
浅葉「カウンターバー」
関口「今でも残っているところありますよね」
浅葉「あります、あります。沢山」
|

|
関口「あの、太宰治がこんなことしている写真で有名なバーがあるじゃないですか」
浅葉「今でも残っているのかな、ルパン」
|



|
今でも健在です。
昭和3年創業のバー・ルパン。
|


|
店内に飾られているのは、常連だった太宰治の写真。
|


|
その他にも織田作之助など、名立たる作家が常連だったルパン。
|

|
当時を偲ばせる店内。
|

|
作家たちの笑い声が、今にでも聞こえてきそうな雰囲気です。
|