 11月号 次号予告
 12月号
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実業之日本社というと、文字通り経済誌の「実業之日本」や、地域情報誌、ガイドブックなどが思い浮かびます。
「ジェイ・ノベル」誌からのお話を頂いた時、文芸誌の出版をされているとは、全く存知ませんでした。
しかも本誌の奥付を見ると、通巻1047号となっています。
しかしそれが第10巻第12号。合わない、これはどうしたことだ? と思いました。
実は「ジェイ・ノベル」誌のスタートは2002年4月号なのですが、その前身は「週刊小説」という、
1972年2月に創刊した週刊誌だったのです。通巻数の謎はこれで解けました。
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 このページの背景は薄いのですがルパンの店内です

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「ジェイ・ノベル」誌では現在、実業之日本社文芸出版100年を記念して、
「心に響く百年の名作」という企画が連載されています。
2011年12月号では、その第6弾として、「無頼派作家の酔っ払い座談会」という企画で、
1947年に太宰治・坂口安吾・織田作之助を集めて開かれた「現代小説を語る」という座談会を軸に、3人の作品が再録されています。
この座談会が1947年の何時行われたのか? というのが、一つのミステリーで、文芸評論家・七北数人氏の実に興味深い解説もあります。
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更にこの3人だと、やはりルパンということになるのでしょうか、ライター・佐藤和歌子さんの「バー『ルパン』で呑む」があります。
佐藤さんは、不思議な間取りの家を集めた「間取りの手帖」や、女性乍らモツ焼屋を食べ歩いた「悶々ホルモン」などで話題の方です。
「こういう企画に掲載するので、写真を撮らせて欲しい」と編集部からお話を頂きましたが、その時、佐藤さんは既にルパンにお越しになっていたようです。
6ページに亘って書いて下さっていますのに、何時頃のことであったのか、申し訳ないことに誰も覚えておりませんでした。
本号は2011年11月15日に発売されたばかりです。
表紙は、これもルパンの入口がベースの祖田雅弘さんのイラストです。
文芸好きの方は是非お求めになるようお勧めいたします。
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