連載コラムに掲載されました

 読売新聞 都民版「東京の記憶」 2011年10月17日


読売新聞

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(ルパン掲載部分拡大)

 読売新聞朝刊の都民版に連載されている「東京の記憶」というコラムがあります。 東京の今は失くなってしまった様々なものを訪ねていく企画です。
 2011年10月17日に掲載されたのは「文壇バー」というテーマで、クラブ「数寄屋橋」とバー「魔里」と一緒に、ルパンも紹介されました。 クラブ「数寄屋橋」の園田静香さんは1968年に、バー「魔里」の大久保マリ子さんは1962年頃にお店を始められました。 それ以降現在に至るまで、それぞれのお店に来られた作家の方々等のエピソードが語られています。 それぞれ園田さんと大久保さんが直接お目に掛かった時々のお話です。
 ルパンは太平洋戦争以前には、里見ク・川端康成・東郷青児等々の方々、終戦後は織田作之助・坂口安吾・太宰治等々の方々がお出でになる店でした。 これらの方々に親しくお目に掛かっていた主人・高崎雪子は1995年に、バーテンダーを務めていた高崎武は2008年に亡くなり、 銀座が東京の唯一の盛り場で、文士の方々がこぞって銀座に集っていた時代に生きていた者は、今はルパンには一人も居なくなりました。
 そのため、今回のような趣旨の企画に対して、「……のようです」「……と聞いています」というようなお話しか出来ないので、 大変申し訳なく、残念に存じております。