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以前お知らせした「林忠彦写真展 新宿・時代の貌」―カストリ時代・文士の時代―が、2009年10月31日(土)から開幕しました。
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御挨拶する林義勝氏、右手前は周南市・島津幸男市長
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その前日の10月30日(金)の午後、主催者の新宿区による開会式が行われ、新宿区長、今回の開催に協力した山口県周南市市長、
林忠彦の子息で写真家の林義勝氏、坂口安吾の子息で写真家の坂口綱男氏などの方々が出席されました。
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徳山市美術博物館(現・周南市)1995年撮影

徳山市美術博物館の林忠彦コーナー。一隅にはルパンを模したカウンターコーナーがある。
太宰治と織田作之助の写真を前にした、写真家・秋山庄太郎氏(1995年撮影)
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山口県周南市(旧・徳山市)は、林忠彦の出身地で周南市美術博物館には、林忠彦コーナーが設けられています。
今回の林忠彦展の展示写真は、すべて周南市美術博物館から貸し出されたもので、市長自らがわざわざ開会式に列席されることと言い、
いかに林忠彦が周南市では大事な存在であるかが判ります。
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会場の入口には、ビックリするほど大きな、ルパンでの太宰治の写真が展示されていました。
これは、人物がほぼ等身大で、並んで記念写真を撮るための主催者の心遣いです。
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中の展示は、この会場ならではのもので、林忠彦の写真と共に、その被写体の作家が書いた手書き原稿が並べて展示されているのです。
このことによって、写真の臨場感も一段と高められた観があります。
こういう展覧会は滅多にありませんので、是非一度御覧になるよう、お勧め致します。
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