大型連続ドラマにまた登場しました

 「官僚たちの夏」第8回 TBS 2009年9月6日(日) 午後9時放映


 7月から毎週日曜日に放映が始まったTBSの大型連続ドラマ「官僚たちの夏」、 既に8月に通産省官僚の玉木博文(船越英一郎)と片山泰介(高橋克典)がルパンで話し合う場面が第5回で放映されました。
 そして第8回でも通産次官に就任した玉木と、新聞記者・西丸賢治(佐野史郎)が話し合う場面が、再びルパンで収録され9月6日に放映されました。
 大変嬉しかったのは今回は佐野史郎さんが出演されたことで、佐野さんは、ルパンでドラマの収録があると殆ど必ずと言ってよいほど何回も出演されている、 大変御縁の深い方なのです。 例えば比較的最近では、2003年1月にフジテレビで製作・放映された、小津安二郎作品のリメイク「秋刀魚の味」などがあります。



官僚たちの夏

 第8回は1964年の東京オリンピック開催に向けて、世の中が動いている時代を舞台にしています。 1959年に着工した東海道新幹線は、オリンピック開催に間に合うようにピッチを上げ、戦後初の国産旅客機YS-11もオリンピック前の完成に向けて開発が進められます。 しかし経済の国際化・貿易自由化の陰の部分も浮彫になり、九州の三井三池炭鉱での事故や労使闘争なども起こります。
 今回はYS-11の早期完成に向けてアメリカ製のコンピューター導入を図ろうとする勢力と、国産メーカーの保護と貿易自由化の両立を図ろうとする勢力がしのぎを削り合い、 それに三井三池争議が絡んできます。
官僚たちの夏

西丸「ハイボール」
官僚たちの夏

玉木「……西丸君か」
官僚たちの夏

西丸「YF旅客機は難航してるようですね」
官僚たちの夏

西丸「東日航空も当初の購入予定を見直そうとしているってのは本当ですか」
官僚たちの夏

玉木「みんな勝手なもんだ。コンピュータメーカーもちっとも言う事を聞かない」
官僚たちの夏

西丸「メーカーの人達は玉木さんを怖がっているようですよ」
官僚たちの夏

西丸「苦しい実情を相談したくても、弱みを見せると切り捨てられそうで、とてもそんな事は出来ないと」
官僚たちの夏

玉木「企業と僕とじゃ立場が違うよ」
官僚たちの夏

玉木「国益にとって何が大切なのか」
官僚たちの夏

玉木「それを論理的に判断するのが次官の仕事だ」
官僚たちの夏

西丸「論理的正しさだけでは」
官僚たちの夏

官僚たちの夏

西丸「この国は引っ張っていけません」
官僚たちの夏

玉木「行政は情に流されてはいけない」
官僚たちの夏

官僚たちの夏

玉木「それが僕の信念だ」