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悲しいお知らせです
ルパンの旧くからの大切なお客様、元・慶應義塾大学部文学部名誉教授、白井浩司先生が
2004年11月にお亡くなりになりました。
そしてその「偲ぶ会」が2004年12月7日に東京六本木の国際文化会館で行われました。
ボサボサの髪で磊落な風貌、会うと半分は酔っ払っているといわれる程のお酒好き、
それでいて、やはりフランス語の先生なんだと思わせる何処か洒落た雰囲気があって、
白井教授、と言うよりは、白井センセイ、とお呼びしたい方でした。
ルパンにとっては、50年来のお客様でした。
2003年の秋のある夕方に、「これから帝国ホテルに行くんだ」と言って
お立ち寄りになり、ビールを一本召し上がって、「じゃあまた、どうもどうも」と言われながら、
みゆき通りを飄々と歩いていかれました。これがお目にかかった最後になりました。
1978年10月18日にルパンは開店50周年を迎えました。白井先生も発起人の一人になってくださって、
10月18日に帝国ホテルで、50周年記念の会を開いて下さいました。
1995年8月にルパンの主人・高ア雪子が亡くなりましたが、
その1ヵ月後に発売された文藝春秋11月号に白井先生はルパンとの関わりのエッセイを載せられました。
このように、白井先生は本当にルパンを可愛がってくださったのです。
永年に亘るご贔屓に心からの感謝を申し上げ、先生のご冥福を心からお祈り申し上げます。